住民主体のイベントは小さな町には絶対必要
11月25日(土曜日)に木城町内の森ガス水道工事(有)さん横にある広場にて、イルミネーションの点灯式をかねた「点灯虫コンサート2017」が開催されました。
当日は、地元の方たちが暖かいうどんやおでんなどの出店もされていて賑わっていました。
今回で10回目となる点灯虫コンサートは、森 さち子さんを中心に点灯虫コンサート実行委員会が主催となって、木城町をイルミネーションと音楽で明るくしてくれる地元住民の大切なイベントとなっています。
このような住民が主体となって町を盛り上げるイベント活動を実施してくださることは、木城町のような小さな町にとってはたいへん意味のあるものだと思います。
小さな町に、クリスマスの時期はイルミネーションが点灯する。
これだけで地元の子供たちはたいへん嬉しいはずですし、大人の方にとっても慣れしたんだ町にクリスマスらしさが漂うことで、なにか心踊るものがあるのではないでしょうか。
小さな町には普段なかなか娯楽というものがありません。
どこか毎日同じことの繰り返しのような感覚を覚えることもあります。
また木城町は雪が降らないために、冬という季節を感じにくい場所でもあります。
そんな町だからこそ、クリスマスならではのイルミネーションが点灯することは、日常に新しい時間と空間が生まれることになり、結果的に地元住民の方の心をゆさぶるものになると考えます。
そのような場所やイベントが増えることで木城町はもっともっと楽しい町になるのではないでしょうか。
改善した結果、新しいものが入ってくるという過程が大切
新しいことや、日常にない何かを求めるのは人間の摂理と思います。
iPhoneがいまでも完成形に近いものなのに、新しいシリーズが出たら心踊ります。
好きなゲームの新作が出たら必ず欲しくなりますし、お気に入りのブランドが新しいバックを出したら必要なくても欲しくなります。
同じように、町という単位でも新しい場所・イベントや空間・時間を作り出すことで、住民はどんどんその町を好きになっていく可能性があると思います。
先日、東京ディズニーランドが3000億円をかけて敷地面積の拡大と新アトラクションの建設を決定したとのニュースを拝見しました。
いま現在でも、とてつもない観光客が訪れるディズニーランドでさえ、どんどん新しいことを取り入れてお客様を楽しませようとしています。
私は町という場所が住民にとって観光や娯楽を与えなくていいものだとは思いませんし、むしろどんどん与えることで町を好きになってくれる人を増やすべきだと思います。
その実行部隊は、行政と住民どちらも必要ですし、とくに若い世代が引っ張ってやるのがベストなのではないかと考えます。
自分たちで自分たちの町をどんどん楽しい場所・空間にしていく。
そしてそれは1度つくったからOKというものでもありません。
つくってからが本当の勝負だと思います。
どんどん改良して、新しいものを取り入れて、よりよくしていく。
それを続けていくことで、結果的に1つの観光地や観光イベントが町に産まれ、よその人が観光に訪れる町になれるのだと思います。