地元観光地が充実しているかは絵葉書で判断できる

絵葉書にできる景色がいくつあるか

最近インターネットで観光事業について調べる機会が増えた筆者です。

その中で非常に参考になる記事があり、その内容は絵葉書について書かれているものでありました。

最近あまり目にすることはなくなりましたが、ひと昔前は全国どこの観光地にもあった絵葉書。

その土地にしかない絵葉書を買うことで、旅行先の思い出をいつまでも忘れないようにと購入していた方もいると思います。

ですが、時代は変わって2018年はスマートフォンの普及により、思い出の保存はスマートフォンで撮影した写真がメインとなっています。

旅先の写真をInstagramやFacebookに投稿することで、旅行した思い出をたくさんの人と共有するという新しいスタイルが、インスタ映えを求めて旅をする人を増やしている要因ではないでしょうか。

そんな時代だからこそ改めて考えたいのが、絵葉書による地元観光地のPR方法です。

ただしここで私が言いたいのは、新しく地元の絵葉書を作ったらいいのではということではありません。

地元にある素晴らしい景色の中でも、絵葉書にして販売ができるレベルの景色がいくつあるのかを、いま一度再確認してみてはどうかということです。

そして重要なのは、その数が多ければ多いほど良いということ。

逆に1つも思い当たらないということは、観光地として絶望的に厳しい状況であるということ。

その記事の中では最低でも10枚の絵葉書がつくれる景色があることが理想だとありました。

それを踏まえて改めていま住んでいる地元の景色の中で、絵葉書にできる場所を考えてみてください。

 

 

いかがでしょうか?

販売ができるレベルとなると、10枚という数字はけっこうハードルが高いものだと思いませんか?

地元の人が「これは絵葉書にできる」と思える場所が必要

その記事の中でもう一つ参考になる内容がありました。

それは観光PR用の広告やポスターというのは、観光客のためにするのではなく、地元の人が自分たちの住んでいる地域の魅力を再発見できるようなものであるべきというものです。

正直この発想はわたしには無かったので驚きました。

いま地方はこぞってポスターやパンフレットによる観光誘致をしています。

そのどれもが地元の人ではなく観光客向けに制作されていますし、地元の観光事業者もターゲットとなる観光客目線のデザインを注文していると思います。

わたしもそれが正しいと思ってましたし、その考え方は必要であると思います。

ただ地元の人が自分たちの地域の魅力を再発見するような広告というのは、それ以上に価値のあるものであるのではないかと思いました。

自分たちの町の魅力というのは、他所から来た人の方がよく理解している場合が多いものです。

その証拠に、わたしの周りで木城町の魅力を語ってくれるのは町外出身の方がとても多いです。

そして町内出身の方は、町の魅力を語るよりも不満を語る割合の方が多いように感じます。

その状況を肌で感じているからこそ、この地元の方をターゲットにした町の観光PRポスターというのが重要だと思いました。

自分たちが忘れかけている町の魅力を再認識するためには、当たり前になっている景色に価値をつける作業が必要です。

綾町のユネスコエコパークが最近認定されましたが、ああいった分かりやすい価値が必要だと思います。

あなたの住んでいる場所が大勢の人から価値があると認められたら、その場所を誇りに想い、そして後世まで伝えるために大事にしていくようになるでしょう。

そういった地元に対する誇りを持たせる作業というのが、いまの観光事業には足りていないのかもしれません。

城山公園(高城城跡)

きじょう絵本の郷

ピノッQパーク

地元の方の協力なくして地方での観光事業は成功しません。

地元を大切に想う気持ちに大きいも小さいもありませんが、少なくともその気持ちは一生モノではないと思います。

地元だから大切にしようとか、地元だからずっと付き合うとかはこの時代において通用しなくなっています。

その証拠に地元に残らず都会に行く若者は増え続け、各市町村は人口減少、県庁所在地である宮崎市ですら毎年のように人口減少の一途を辿っています。

そんな時代であるからこそ、この記事のように地元の方をターゲットにした観光PRポスターの必要性があるのだと思います。

地元の方に改めて地域の魅力を伝える作業をしていくことで、地元に対する誇りを育てていき、地元の人が大事に守ってきた場所に観光客が訪れる。

このことをせずして本当の観光とはならないのでは思います。

わたし自身の新たな課題として、地元の方が地域の魅力を再発見できる何かを観光協会として作成していかなければならないと思いました。

ABOUTこの記事をかいた人

宮崎県の木城町という小さな町にある観光協会のホームページです。 観光事業に関わらずいろんなことを記事にして情報を発信して、結果的に木城町の名前が日本中で知り渡ればいいなと思いながら運営をしてます。