地域おこし協力隊として地方の活性化について本気で考えてみた

地方が活性化するのに必要な3つのこと

最近やたらと地方活性化というフレーズやそういう活動をいろんなところでやってるなと思います。
かくいう私も国の政策の1つである「地域おこし協力隊」として、地元である木城町を少しでも良くしたいという気持ちで今のお仕事をさせて頂いています。

そんな地方活性化という目的を達成する際に、おそらく1番重要になる取り組みが観光事業と個人的には思います。

ただ「観光事業?それだけじゃないだろ?」と思った方もたくさんいらっしゃると思います。

例えば、過疎化が進んでいる田舎に若くて農家志望で都会育ちの方が移住をし、そこで使われていない田畑を借りて新しく野菜などを生産していくことや、地方の隠れた魅力を引き出すために、縁もゆかりもない若者たちが、地元の方と地域おこしプロジェクトを組んで新しい商品や施設を作ることで地元を活性化させるなどといった「観光事業」とは違ったやり方で活性化を狙うやり方もあるかと思います。

そんないろんなやり方で地方の活性化を目指しているこの時代に私はあえて一言いいたいです。

これから先の未来、はたして本当に地方は活性化できるのか?
もっと突っ込んでいうと地方が活性化することはもはや不可能なのではないか?
と。

こんな「それ言っちゃーおしまいよ」的なことを「地域おこし協力隊」の私が言ってはいけないことは十分理解しております。
がしかし、私は本気で地域の活性化を考えているからこそ、地方が活性化することがどれほど難しいことなのかを痛感しています。

いま日本国内でありとあらゆる地域が自分たちの町を活性化させることに本気で取り組んでいます。
もちろんその中にはすでに多くの観光客を集めている地域も含まれます。

そんな超強力ライバルがいる中で宮崎県の児湯郡にある木城町というコアな場所を観光地として選んでもらう。

これを達成することがどれほど難しいことなのか、国内旅行に1度でもいったことがある方ならご理解いただけると思います。

みなさんが家族や恋人とどこかに旅行・観光をする際に見たことも聞いたこともない地方の小さな町を時間お金をかけて行きたいと思ったことが過去に1度でもありましたか?

おそらく答えはNoだと思います。そうなんです。人は見たことも聞いたこともない町を観光地としては絶対に選ばない生き物なのです。

ではどうすれば木城町のような宮崎県内でもマイナーな町が観光地として活性化するという難しい課題をクリアーできるのか?
観光協会としてどうすればそのサポートができるのか?

私なりに考えた結果、必要なことが大きく分けて3つあると思います。

地方の活性化を目的とした組織作りと財源の確保

まず1つ目が地方の活性化を目的とした組織作りと財源の確保です。
これ無くしては何もできません。特に財源の確保については重要な項目であり、財源がないことには観光施設の建設やイベントなどの企画・運営ができません。
これがない町では認知度も上がらず、人が訪れてくれる機会ができません。小さな町だからこそ観光施設やイベント開催はPRとして必須です。

活性化を目指した企画を計画する

2つ目が活性化を目指した企画を計画することです。
上記の話でもお話しましたが、活性化をするためのコンテンツは必須です。そしてもっと大事なことがコンテンツの内容であります。事実、魅力のない場所に人は来てくれません。来てくれる人を惹きつけるような内容を開催者が企画する責任があります。それは行き当たりばったりではなく、しっかりとした戦略を持ってやる必要があります。なぜなら単発の盛り上がりでは本当の町の活性化には繋がらないからです。

実際に企画を実行する

3つ目が実際に企画を実行するということです。
どんなにいい内容のイベントでも実際に実行できなければ全く意味がありません。行動を起こすことが1番大切です。イベント開催を実行に移し、それを認知させるために告知をしたり会場の設営や人員の派遣などなど。ここが実際に企画を運営する際に1番大変のところです。それが故に、ここでサポートをしてくださる方を1人でも多く確保しておくことも大事になってきます。

以上の3つを確実に実施することで町に訪れた方たちの満足度を上げることができ、町に経済効果が現れて、地元住民の誇りに繋がっていくのではないかと思います。

これ口で言うのはめちゃくちゃ簡単です。でも実際にこれをこなすのはとてつもなく難しいものです。

観光事業に関わってらっしゃる方ならわかるかと思いますが、観光とはつまり人の想いです。
地元を愛している方がよその人にも「この場所を楽しんでもらいたい」という思いやりの心が形となったものだと思います。

言い換えるならば地元住民が本気でおもてなしの心を持っていない場合、その町が活性化することなど絶対に不可能なのです。

全国各地で行われている地方の活性化。しかし成功した事例はほんの僅かであります。その原因は、地元の方たちの本気度の問題だと私は思います。
ある1部の方だけが盛り上がっても町は活性化しません。全国のライバルたちと対等に戦うにはそこに住む人たち一人一人の町に対する想いが必要なのです。

ABOUTこの記事をかいた人

宮崎県の木城町という小さな町にある観光協会のホームページです。 観光事業に関わらずいろんなことを記事にして情報を発信して、結果的に木城町の名前が日本中で知り渡ればいいなと思いながら運営をしてます。