東京出張で感じた「地方都市消滅のカウントダウン」

東京で行われた宮崎県内の焼酎イベントに参加

 

東京の浅草で開催された県主催の焼酎と食のイベント「焼酎ノンジョルノ宮崎 in 東京2018」に西都児湯観光PRとして木城町も参加をしてきました。

 

 

宮崎の美味しい焼酎と、美味しい食べ物を一緒にPRするこのイベントには海外メディアも参加をしており、多数のお客様で賑わっていました。

 

なかには東京在住の県内出身の方も参加をされていて、久しぶりの宮崎焼酎を楽しんでいたのも印象的でした。

 

県は「」を切り口としたプロモーション「ひなた食べにこんね」を開始するなど、宮崎の美味しい食べ物やお酒などを通して、県外や海外のお客様にPR活動を進めていくそうです。

 

焼酎は若者の間でソーダ割りなど、これまでになかった割り方が流行っているようで、今まで焼酎を飲んだことがなかった県外の若い人にも飲みやすいお酒となりつつあるのかなと思いました。

東京都内の広告で目にする「地方の客取り合戦」

東京での移動手段といえば、やはり電車がメインになります。

多くの人が利用する電車の中には、実に多くの広告を目にすることができます。

 

その中で特に気になったのが「地方(関東周辺や区レベルなど)の客寄せ」の広告でした。

 

私は数年前に関東に在住していたので電車に乗ることが多かったのですが、その時はこんなに地方PRの広告は目にしませんでした。

しかし、少子高齢化が現実的な問題となり、人口現象が今後の最大の課題となりつつある2018年においては、地方はこぞってお客を呼び込もうと必死になっていました。

 

同じ東京の中でも区ごとに観光PRを行い、都内レベルで客の取り合いをしている東京においては、あまりにも細分化された観光PRの数によって、地方観光が出しているPRの入る余地などないと思いました。

当然ながら、競争相手の多い東京で行われている観光PRは総じてクオリティが高く、目を引く内容が多かったですし、外国人向けに作られているものも多かったように思いました。

 

地方の観光PR・移住対策が失敗したら。。。

そんな中で、宮崎県の中にある木城町という小さな単位のコミニュティに対して、観光客に興味を持ってもらうことがいかにハードルが高いかということと、自分自身の観光PR力の低さを実感させられました。

地方ならではの自然の景色や人のよさ、都会にはない歴史観光地や郷土料理などは、正直どの地方でもすでにやっていますし、よほどのことがない限りピックアップされることはないと思います。

 

しかしながら、どの市・町・村でもピックアップされることを目指して全力で取り組んでいるのも事実であり、まさに地方の客取り合戦が行われている時代が今だと思います。

 

このような時代の中で、木城町のような小さな町が他所の町と頭を並べて戦うにはどうしたらいいのか。

 

その答えは簡単には出ないでしょうし、明確にすることができる人材も不足しているはずです。

 

なぜなら、「地域おこし」や「町づくり」といった分野で大成功を納めた人は、めったに地方にはいないですし、仮にそのような人材がいたとしても、その報酬など対価が確立してないがゆえに仕事が続かないと思うからです。

 

また、そこが確立しないことには若者がこの分野に積極参加することは難しいと思いますし、いわゆるプロフェッショナルな存在がいつまで経っても育たないのではないかと思います。

 

そして、この分野の問題については正解がなく、いまこの瞬間ここにいる私たち自身で考えて行動することしか解決策がないのも事実です。

 

私は、人口減少による人材確保は宮崎県や木城町だけの問題ではなく、東京以外の全ての地域で起きている最重要課題の一つであり、競争相手が星の数ほどあるということを改めて認識しました。

 

人口は有限ですが、人口増加を臨む地方は増える一方です。

 

日本各地で起きている地方の客寄せ活動において、もし失敗した場合はその町はどうなるのかを想像すると「合併という名の消滅」というシナリオしかないのではないかとも思います。

 

町の観光や移住に関わる一人として「地方の客取り合戦」を戦い抜く為に必要なことは何なのかを常に考えながら、これからも町のPRを続けていきたいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

宮崎県の木城町という小さな町にある観光協会のホームページです。 観光事業に関わらずいろんなことを記事にして情報を発信して、結果的に木城町の名前が日本中で知り渡ればいいなと思いながら運営をしてます。